茂木正男さんに電話しよう。

茂木正男さんに電話しよう。

是枝裕和監督の作品『そして父になる』が第66回カンヌ国際映画祭で審査委員賞を受賞した。もし天国に電話が通じているならば、誰よりもこのことを高崎映画祭の創始者である茂木正男さんに知らせてやりたい。

茂木さんは是枝監督が『幻の光』という作品でデビューした頃(1995年)から是枝監督の作品を支持し、応援していた。茂木さんは2008年11月に61歳で亡くなったが、それまでの間一貫して是枝作品を支持し続けたのである。

是枝監督は、そのデビュー作である『幻の光』によって、第10回高崎映画祭若手監督グランプリを受賞し、その後も『ワンダフルライフ』(第14回高崎映画祭最優秀作品賞)、『DISTANCE』(第16回高崎映画祭最優秀作品賞)、『誰も知らない』(第19回高碕映画祭最優秀監督賞)、『花よりもなほ』(第21回高碕映画祭最優秀作品賞)、『歩いても歩いても』(第23回高碕映画祭最優秀監督賞)等の作品で、高崎映画祭では高い評価を受けている。

 是枝監督が、茂木さんと最後に会ったのは、2008年9月で、この時、茂木さんはすでに3度目のガンの転移が見つかっていた。

 茂木正男さんが実際に活動できたのは、2008年までであったが、彼の創始した高碕映画祭が、日本の映画の文化のみならず、世界の映画に与えた影響は計り知れないものがある。かつて、群馬県吉井町(現・高崎市)の薄暗い民家の一室で私が毎週日曜日の夜に茂木さんと会い、語り合っていたのは、すでに半世紀も昔のことであり、最後の夜は、1966年3月のことであった。

<参照>
是枝裕和「茂木さんと高崎映画祭」http://www.kore-eda.com/postoffice/k_20090330.htm (accessed May 29, 2013).
遠藤千舟「若き日の茂木正男さんと高崎映画祭」『あほばら―成城だより』http://ahobaraseijo.at.webry.info/201205/article_2.html (accessed May 29,2013)
茂木正男『モギマサ日記―僕と映画と仲間たちと』(シネマティークたかさき,2010)

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